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食材の話

【連載:お米の話(7)】農薬を使わない米作り

オーガニックとは、もちろん英語圏の表現で、日本では「有機JAS」という呼び方になります。

農薬について

農薬は「農業の薬」という意味ですが、いかにも欺瞞に満ちた造語です。正しくは「農毒」と呼んだ方が言い当てているのではないでしょうか。

農薬と一口に言っても、殺虫剤、殺菌剤、除草剤の3種類が存在しています。肥料を多投すると緑色が濃くなり、美味しい餌だと害虫が認識して集まってきます。

有機JAS並びに「農薬不使用」は、これらの農薬を一切使わないという農法ですので、いかに技術が必要で困難を伴うかということは理解いただけると思います。

殺虫剤

わずかな農薬の量で虫を殺すために、虫の神経に作用を及ぼして殺す成分が殺虫剤の中心です。あるいは、下痢を起こさせて殺すという手の殺虫剤もあります。ミツバチが巣に帰れなくて死滅するということで問題になっているネオニコチノイド系の農薬は、いわば酔っ払いの状況を作るものです。

殺菌剤

殺菌剤は、作物が病気になるのを防ぐもので、文字通り病原菌を殺します。

除草剤

除草剤は、雑草を排除します。当然、作物に土の栄養を集中させるためです。

 

農薬を使わない農産物として認定する制度

日本には、農薬を使わない農産物として認定する制度が二つあります。

一つ目は、有機JAS法に基づくものです。

年に一度ですが、国から認可された有機JAS認定団体が、生産段階はもちろんのこと、加工段階においても有機JAS以外の農作物と一般の農作物との混合がないかなど調査があります。

有機JASの場合は、国で定めた法律なので、有機JASマークを農産物や加工品に貼付することで化学農薬と化学肥料を使用していないという証になります。

二つ目は、農林水産省が1992年に定めた「特別栽培農産物に係るガイドライン」です。

法律ではなく、ガイドラインなので罰則規定はありません。該当の都道府県が作物ごとに通常の農薬を使用する基準を設けて、それよりも半分以下の農作物を「特別栽培農産物」と称しています。化学窒素も通常の半分以下です。背景には当時、有機農法、低農薬栽培などあいまいな言葉が氾濫していた事情があります。

特別栽培農産物は、略して「特栽」と呼ばれています。表示は、農産物に貼付、店頭で表示、ホームページに表示するなどの方法があります。

 

化学農薬を使わずにお米ができるのか?という疑問

一つには、肥料を抑えることで病気や害虫に抵抗力ある稲を作ることができます。心身ともに健康な人は病気になりにくいことと似ています。人も過食により太ってきて、様々な病気の原因になります。作物も全く同じことで、過食=多肥料なのです。
食酢を薄めて稲に散布することで、病気を防ぐことも可能です。

 

「因果応報」を肝に銘じて

「因果応報」という言葉があります。過去と前世の行いに対して、現在の幸・不幸の結果があり、さらに、現在の行いが未来の幸・不幸に繋がるという意味です。改めて、肝に銘じなければいけない内容だと思います。

人間の体は、もとはと言えば食べ物からできている、と言っても過言ではありません。ですからできるだけ安全で栄養に富んだものを食べることに越したことはありません。多少高価であっても、様々な予防だと考えればその方が「得」になります。

しかしながら、いくら安全なものを食べたとしても、暴飲・暴食では体が持ちませんし、生活が不規則でも不健康になります。つまりは、本人の「行い次第」ということになりそうです。

 

最後に、龍の瞳は

株式会社龍の瞳では、有機JASの小分け業者として農薬を使わない農産物として認定する制度の認定を受けており、有機JAS龍の瞳を販売可能です。
また、化学農薬を使わずにお米をつくる為に、食酢を薄めて稲に散布することで、病気を防ぐことを行っています。

「このBlogは、(株)龍の瞳代表取締役今井隆社長様の著述を引用しており、(株)龍の瞳と発行元より許可を得て掲載しています」